株式投資の始め方完全ガイド|証券口座の選び方から購入手順まで|2026年5月版

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株式投資の始め方完全ガイド|証券口座の選び方から購入手順まで

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「株式投資、始めたいけど何から手をつければいいか分からない」——投資未経験の方が最初に直面するのが、この壁です。

株式投資は、企業が発行する株式を購入し、配当金や売却益を通じてリターンを狙う仕組みです。証券口座の開設はオンラインで完結し、最近は1株単位(単元未満株)から数百円で購入できる証券会社も増えています。

本記事では、株主・配当・キャピタルゲインの基本、証券会社の選び方、主要ネット証券3社の比較、口座開設から購入までの流れ、初心者がやりがちな失敗を、日本取引所グループと各証券会社の公式情報をもとに編集部が中立で整理します。

なお株式投資は元本保証がなく、株価変動による元本毀損リスクが常に存在します。本記事は情報提供を目的としたもので、特定銘柄の購入を勧誘するものではありません。最終判断はご自身でお願いします。

目次(クリックで該当セクションへ)
  1. 株式投資の基本|株主・配当・キャピタルゲインの仕組み
  2. 証券会社の選び方|手数料・取扱銘柄・サービスで比較
  3. 主要ネット証券3社比較|SBI証券・楽天証券・松井証券
  4. 口座開設から購入までの流れ|5ステップで完了
  5. 初心者がやりがちな失敗と回避策
  6. よくある質問(FAQ)
  7. 忙しい人向け 記事のまとめ

株式投資の基本|株主・配当・キャピタルゲインの仕組み

株式投資とは、企業が発行する「株式」を購入することで、その企業の株主になり、配当金や売却益を通じてリターンを得る投資手法です。日本国内では東京証券取引所(東証)を通じて約3,900社以上の上場企業の株式が売買されており、投資家は証券会社経由で売買注文を出します。

株主が得られるリターンは大きく2つ。1つ目が配当金(インカムゲイン)で、企業の利益から株主へ分配されるお金です。年1〜2回支払われ、配当利回りは2〜4%前後の銘柄が多く見られます。2つ目がキャピタルゲインで、購入時より高い価格で売却した場合の売却益です。株価変動を取りに行く側面で、利益が出ることもあれば、購入時より下がって損失が出ることもあります。

国内株式の最低取引単位は原則100株(単元株)と定められており、たとえば株価1,500円の銘柄なら15万円が必要になります。ただし近年は1株から購入できる単元未満株(S株・かぶミニ等)のサービスを各証券会社が提供しており、数百円〜数千円から始められる選択肢も広がっています。

公的機関の見解 東京証券取引所では、内国普通株式の売買単位は100株に統一されています。これにより投資家にとって売買がしやすくなる一方、株価の高い銘柄は購入のための必要金額が大きくなるため、各証券会社が単元未満株サービスを提供する動きも広がっています。 出典:日本取引所グループ「売買単位」(https://www.jpx.co.jp/equities/improvements/unit/
日本取引所グループ(JPX)の公式トップページ。市場情報や上場会社情報の入口
FIG 01日本取引所グループ(JPX)公式トップ。プライム・スタンダード・グロースの3市場区分や、最新の市場情報・上場会社一覧が確認できる。投資前の銘柄リサーチで一次情報源として活用できる。 出典:日本取引所グループ(https://www.jpx.co.jp/)/編集部キャプチャ
国内株式の最低取引単位 = 100株(単元株)
博士、株式投資って結局なにがどう動いてお金が増えたり減ったりするんですか?仕組みからピンときてなくて…。
ふむ、シンプルに言えば「企業の一部を持つ」仕組みじゃ。株主になれば、企業が利益を出した時の分け前(配当金)と、買った時より株価が上がった時の売却益(キャピタルゲイン)の2つが取れる。逆に株価が下がれば、評価額は減るし、企業が倒産すれば紙切れになる。元本保証は一切ないのが大前提じゃ。
100株単位って結構なお金が必要そうですけど、もっと少額からでも始められるんでしょうか?
うむ、最近は1株から買える単元未満株サービスが普及した。SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニなどじゃ。数百円から練習できるが、株主優待や議決権は単元株(100株)にならんと付かない点は覚えておくとよい。

証券会社の選び方|手数料・取扱銘柄・サービスで比較

株式を売買するには、まず証券会社で総合口座を開設する必要があります。銀行とは別の専用口座で、開設は無料、年間維持費もかからないのが一般的です。証券会社選びで初心者がチェックすべき軸は、大きく4つに整理できます。

1つ目は売買手数料です。同じ銘柄を同じ価格で売買しても、証券会社によって手数料は数百〜数千円の差がつきます。近年はSBI証券・楽天証券が国内株式売買手数料を「ゼロ円コース」に統一し、業界全体の手数料引き下げ競争が進んでいます。長期で売買回数が増えるほど、手数料差は累積で大きく効いてきます。

2つ目が取扱銘柄の幅。国内株式・米国株・投資信託・IPO(新規公開株)の取扱本数は会社ごとに差があります。米国株や少額からの投資信託まで一つの口座で完結させたい場合は、品揃えの広いネット証券が候補になります。3つ目が取引ツール・スマホアプリの操作性、4つ目がNISA口座対応とポイント連携です。普段使うクレジットカードや経済圏(楽天・SBI・docomo等)との相性で総合的に選ぶのが現実的です。

  1. 売買手数料:国内株式は「ゼロ円コース」が主流、長期では累積差が効く
  2. 取扱銘柄:国内株・米国株・投信・IPO・単元未満株の本数を確認
  3. ツールの使い勝手:スマホアプリのチャート操作・注文発注のしやすさ
  4. NISA・ポイント連携:自分が普段使う経済圏(楽天/SBI/docomo等)との相性

主要ネット証券3社比較|SBI証券・楽天証券・松井証券

初心者がまず候補にする国内ネット証券として、口座数・取扱銘柄・手数料体系のバランスがよいのがSBI証券・楽天証券・松井証券の3社です。各社の公式情報をもとに、主要項目を整理します(2026年5月時点・各社公式サイトより)。

項目SBI証券楽天証券松井証券
国内株式売買手数料ゼロ革命(条件達成で0円)ゼロコース(0円)1日約定代金50万円以下0円
米国株取扱銘柄数約5,000銘柄超約4,800銘柄超約4,000銘柄超
単元未満株S株(買付手数料0円)かぶミニ(リアルタイム可)1株から取扱
ポイント連携Vポイント・Pontaほか楽天ポイント松井証券ポイント

SBI証券は口座数業界最大級で、米国株・投信・IPOいずれも取扱が手厚く、三井住友カードを使ったクレカ積立とVポイント還元の組み合わせが強みです。楽天証券は楽天カードクレカ積立と楽天ポイント還元が特徴で、楽天経済圏ユーザーとの相性が抜群。松井証券は1日の約定代金50万円までの売買手数料が0円で、シンプルな料金設計を好む層に支持されています。

SBI証券のトップページ。投資信託・NISA・IPOの導線
FIG 02SBI証券トップ。国内株式売買手数料ゼロ革命や、三井住友カードを使ったクレカ積立Vポイント還元など、ネット証券の代表格として総合力に強み。 出典:SBI証券(https://www.sbisec.co.jp/)/編集部キャプチャ
楽天証券のトップページ。NISA・つみたて・楽天カード積立の導線
FIG 03楽天証券トップ。楽天カードクレカ積立・楽天キャッシュ積立・楽天ポイント連携で、楽天経済圏ユーザーとの相性がよい。 出典:楽天証券(https://www.rakuten-sec.co.jp/)/編集部キャプチャ

口座開設から購入までの流れ|5ステップで完了

証券口座を選んだら、いよいよ開設手続きに入ります。スマホで完結し、最短で翌営業日〜数日で取引可能になります。ここではネット証券の標準的な流れを5ステップで整理します。

  1. 公式サイトから口座開設を申込 選んだ証券会社の公式サイトにアクセスし、口座開設フォームに進みます。氏名・住所・生年月日・職業・年収・投資経験などを入力します。
  2. 本人確認書類をオンラインで提出 マイナンバーカード(または通知カード+運転免許証等)の写真をスマホで撮影してアップロードします。スマホでの本人確認(eKYC)に対応していれば最短で当日中に審査完了します。
  3. 口座開設完了の通知を受け取る 審査完了後、ログインIDとパスワードがメールまたは郵送で届きます。NISA口座を同時申込する場合は、税務署側の審査で1〜2週間ほど追加の時間がかかります。
  4. 証券口座へ入金する 銀行口座からの即時入金サービスを使うと手数料無料で反映されます。最初は5万〜10万円程度の少額入金から始めるのが安全です。
  5. 銘柄を検索して買い注文を発注 銘柄コード(例:トヨタ自動車=7203)または企業名で検索し、注文画面で「成行」または「指値」、株数(100株単位または1株単位)を指定して発注します。約定すれば購入完了です。

注文方法には成行注文(価格を指定せず即時に売買)と指値注文(自分が希望する価格を指定)の2種類があります。初心者はまず指値注文で「この価格まで下がったら買う」と決めてから発注するのが、想定外の高値掴みを避ける基本動作です。なお国内株式市場の取引時間は平日9時〜11時30分(前場)と12時30分〜15時30分(後場)に限定されているため、注文発注は時間外でも可能ですが、約定するのは取引時間中になります。

口座開設は終わりました。最初に何から買えばいいんでしょうか?やっぱり有名な大企業を選べば安心ですか?
ふむ、有名企業は確かに情報量が多く判断しやすい利点はある。じゃが「有名=安全」とは限らんぞ。重要なのは1銘柄に集中投資しないことと、余剰資金で買うことじゃ。最初は単元未満株で2〜3銘柄を1株ずつ、のように少額分散から練習するのが王道じゃ。

初心者がやりがちな失敗と回避策

株式投資を始めたばかりの方が陥りがちな失敗パターンを整理しました。事前に把握しておくだけで、損失リスクを大きく減らせます。

  1. 生活費・短期資金で投資する:株価は短期で2〜3割下がる年もある。当面使う予定のないお金(最低でも10年単位)でないと、暴落時に底値で売る羽目になる。生活防衛資金(生活費3〜6か月分)は預貯金で別管理が前提
  2. 1銘柄に全額集中投資:個別企業は不祥事・業績悪化で一夜にして50%以上下落することもある。最低でも5〜10銘柄、業種を分けて分散するのが基本。投資信託やETFを活用すれば1本で数百〜数千銘柄に分散できる
  3. SNS情報を鵜呑みにして高値掴み:「○○が爆上げ確実」のような投稿の多くは、すでに上がりきった後のタイミング。最低限、企業の決算短信や有価証券報告書(IR情報)に目を通してから判断する習慣をつける
  4. 下落時に怖くなって損切り、上昇時に焦って利確:感情で売買すると、結果的に「高く買って安く売る」を繰り返すことになる。事前に売買ルール(例:購入時から○%下落したら売る)を決めておくのが対策
  5. NISAの非課税枠を活用しない:通常は株式の利益に約20%の税金がかかるが、NISA口座での取引は非課税。年間360万円までの投資は、特別な事情がない限りNISA口座を優先するのが効率的

株式投資には常に株価変動による元本毀損リスクが伴います。本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の購入を勧誘するものではありません。実際の投資判断はご自身の責任で行い、不安が大きい場合は金融機関の無料相談窓口やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の活用も選択肢になります。

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よくある質問(FAQ)

株式投資は最低いくらから始められる?
通常の単元株(100株単位)で買う場合、株価×100株が必要です。たとえば株価500円の銘柄なら5万円、1,500円なら15万円が目安。一方、SBI証券のS株や楽天証券のかぶミニなどの単元未満株サービスを使えば、1株から数百〜数千円で購入可能です。まずは少額から練習して、相場の上下に対する自分の心の動きを把握するのが王道です。
NISA口座と一般口座、どちらで始めるべき?
特別な事情がない限りNISA口座を優先するのが効率的です。通常、株式の売却益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座での取引は非課税です。新NISA(2024年1月開始)では、つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)を併用でき、生涯非課税保有限度額は1,800万円です。NISA口座の開設は1人1口座のみなので、メイン証券会社で作るのが基本になります。
株を買うとき、いつ買えば「正解」?
結論として、誰にも完璧なタイミングは分からないのが現実です。プロの投資家でも市場全体の天井・底を当て続けることはできません。タイミングを当てに行くより、「同じ銘柄を毎月一定額で買い続ける」ドルコスト平均法のほうが、初心者にとっては再現性のある戦略になります。投資信託の毎月積立や、単元未満株での月次購入が、この考え方を実装する方法です。
株主優待や配当金は、いつ・どうやって受け取れる?
配当金や株主優待を受け取るには、各企業が定める権利確定日に株式を保有している必要があります。権利確定日に保有していれば、後日(配当金は2〜3か月後、優待は1〜3か月後)に証券口座や登録住所宛に届きます。なお、単元未満株(1株〜99株)の場合、配当金は持株数に応じて受け取れますが、株主優待は基本的に単元株(100株以上)を保有していないと対象外になる点に注意してください。
SUMMARY 忙しい人向け 記事のまとめ
  • 株式投資は企業の株主になり配当金(インカムゲイン)売却益(キャピタルゲイン)を狙う仕組み。最低取引単位は100株(単元株)だが、SBI証券・楽天証券などの単元未満株サービスを使えば1株数百円から始められる
  • 証券会社はSBI証券・楽天証券・松井証券のネット証券3社が初心者の標準候補。手数料・取扱銘柄・ポイント連携・自分の経済圏との相性で選ぶ。口座開設はオンライン完結で最短当日〜数日で取引可能
  • 失敗回避の鉄則は5つ:余剰資金で投資・複数銘柄に分散・SNS情報を鵜呑みにしない・感情で売買しない・NISAを優先活用。元本保証はなく、株価変動による元本毀損リスクは常に存在することを前提に、長期視点で取り組む
博士、なんとなく全体像がつかめました。まずはネット証券のNISA口座を開いて、単元未満株で1株から練習してみます。
うむ、それでよい。少額でも実際に保有してみて、株価の上下に対する自分の感情がよく見えるようになる。慣れたら金額を増やせばよい。あくまで余剰資金、長期視点で——元本保証はないこと、これだけは忘れるでないぞ。

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この記事の著者・監修

クルミ

クルミ 著者

オトクル編集部の20代ライター。投資・ポイ活未経験から、記事執筆を通じて知識を積み上げてきた読者代表。読者と同じ目線でつまずきポイントを言語化することを得意とする。担当領域:投資入門・NISA・ポイ活・暮らしのお金。

博士

博士(フクロウ博士) 監修

ファイナンシャル・プランナー有資格者。長年マネー記事の監修を務めるベテラン。古風な口調で、初心者がつまずきやすい仕組みを噛み砕いて解説する。担当領域:FX・株式・税金・社会保険・ポイ活税務。